九州大学大学院薬学研究院大学院薬学府 薬学部

高齢化時代を迎え、各種の慢性病、痴呆等の疾病が急増しています。このような状況下において漢方医療の再認識が行われ、それに伴う基礎研究が急展開しています。当分野では、漢方医療の作用メカニズムを分子薬理学的に解明し、医薬資源に資することを目的としています。また、漢方薬の構成生薬は天産品であるため、品質面での均一性が大きな課題ですが、当分野では薬理学的または遺伝子分析による構成生薬の品質評価研究も目的としています。当分野は部局間交流協定締結大学の「中国薬科大学」などから客員教授を招き、大学院における研究教育の充実と社会人に対する教育の推進を目指しています。併せて、薬学分野の国際協力体制指向の基盤作りとするものです。