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受験生の皆様

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キャンパスライフ

キャンパスライフ

薬学部・薬学府の学生は、講義、実習、研究活動と共に、四季折々の行事の中で、友達や先輩・後輩さらには教員との楽しい触れ合いを通じて充実したキャンパスライフを謳歌しています。学部3年生では研修としてくすり博物館などの見学を、4年生では病院・薬局実習を行い、薬の作り手(製薬企業)・使い手(薬剤師)との交流を通じて薬学の重要性を学びます。また、ソフトボール大会、テニス大会などを通じ、教員と学生が懇親を深めています。

薬学部・薬学府の一年
  1. Spring
    1. 4April
      • 入学式(学部生、大学院生)
      • 新入生オリエンテーション(1年生)
      • 前期授業開始(学部生、大学院生)
      • 前期実習開始(3年生)
      • 研究室配属(4年生)
    2. 5May
      • 新入生歓迎ソフトボール大会
      • テニス大会
      • 病院・薬局実習(臨床5年生)
        (第Ⅰ期:5月中旬~7月下旬)
    テニス大会
  2. Summer
    1. 6June
    2. 7July
      • 大学院特別選抜入学試験
        (創薬4年生)
    3. 8August
      • 前期授業・実習終了
      • 前期定期試験(学部生)
      • 夏期休業
      • 大学院入学試験:
        修士、博士(後期)課程
    ソフトボール大会
  3. Autumn
    1. 9September
      • 製薬企業等見学(3年生)
      • 病院・薬局実習(臨床5年生)
        (第Ⅱ期:9月上旬~11月中旬)
      • 秋季学位記授与式
    2. 10October
      • 後期授業・実習開始(学部生、大学院生)
      • 秋季大学院入学式
      • 九大祭
    3. 11November
      • ソフトボール大会
      • 卒業論文発表会(臨床6年生)
    学生実習
  4. Winter
    1. 12December
      • 冬期休業
      • 共用試験:OSCE(臨床4年生)
    2. 1January
      • 卒業論文発表会(創薬4年生)
      • 後期実習終了
      • 共用試験:CBT(臨床4年生)
      • 大学院入学試験:博士(後期)課程
      • 病院・薬局実習(臨床5年生)
        (第Ⅲ期:1月上旬~3月下旬)
    3. 2February
      • 後期授業終了
      • 後期定期試験(1~3年生)
    4. 3March
      • 修士論文発表会(修士課程)
      • 学位記授与式
        (学部4年生・6年生、大学院生)
      • 薬剤師国家試験
    学位記授与式

先輩・在校生メッセージ

先輩からのメッセージ
宗 孝紀

富山大学学術研究部
薬学・和漢系
教授

宗 孝紀

(1993年卒、
1995年修士修了、
1999年博士学位取得)

私は理科の実験が大好きな少年でした。小学校の実験で観察した宝石のように美しい青い硫酸銅の結晶を今でも覚えています。科学者に憧れて九州大学薬学部に進学し、友人たちと過ごした楽しい思い出が蘇ります。薬学部では井本泰治先生と植田正先生にタンパク質の研究を教えていただき、九州大学歯学部で免疫の研究を学びました。

タンパク質という分子は体の中にも外にも存在します。私は体の免疫が内側のタンパク質ではなく、外からの細菌やウイルスなどのタンパク質にだけ反応する仕組みに興味を持ち、その研究で九州大学から博士号を取得しました。海外で研究をしたいという夢が叶い、13年間住んだ福岡を後にして、米国カリフォルニア州にあるラホヤアレルギー免疫研究所のMichael Croft先生の研究室に留学しました。免疫の調節に重要な腫瘍壊死因子(TNF)ファミリーの研究を行いました。国際的な環境で研究に没頭した9年間を通して、多様な背景の人々と協調し、助け合うことの大切さを学びました。その後、TNFファミリー分子であるOX40の研究者である東北大学医学部の石井直人先生の研究室に帰国し、共同研究者の支援で研究を発展させることができました。現在は薬の文化が根付く富山大学薬学部で、これまで学んできたことを学生たちに教えています。

「薬」に関する最古の記述は紀元前2千年頃のメソポタミアの粘土板に刻まれています。「くすり」は「苦去り」から、「薬」は「病を治す草」から派生した言葉です。人類は病に対処するために植物や動物などから経験的に選び出し、知識を集約して「薬」を作り出してきました。エフェドリンやアドレナリンは日本人が発見した有名な「薬」です。

皆さんも「薬」に興味があると思います。「薬」が病に苦しむ人々を救うことを知っており、また、「薬」が体でどのように働くのかについて興味を持ち、治らない病気を治せる「薬」ができたらいいなと考えているかもしれません。

薬学部では、体内の物質が「薬」としてどのように健康を保つかを学びます。逆に、その物質が時には「毒」として病気の原因になることも学びます。また、「薬」がどのような形をしていて、これが体内に入って様々な場所に辿り着き、病気を治す仕組みを学びます。これらの知識を応用して「薬」の作り方を学び、さらに、患者さんの病気が良くなるように「薬」の使い方を学びます。

九州大学薬学部で学んでみませんか?「薬」の教育や研究を通じて社会に役立つ人材を育成するのが薬学部の使命です。九州大学薬学部は皆さんを育み、大きく成長させる場です。同級生、先輩、後輩との強い絆が、皆さんの将来の礎になります。皆さんが九州大学薬学部で修練することで自己を確立し、大きく飛躍されることを信じています。

谷川 清

株式会社StapleBio
代表取締役CEO

谷川 清

(1993年卒、
1995年修士修了、
2003年博士学位取得)

現在、大学発創薬ベンチャーの代表を務めています。社員数10名足らずの小さな会社で核酸医薬という新たな治療手段により、これまで治療が困難であった希少疾病に対する医薬品の開発に取り組んでいます。ventureという単語には、「危険を冒して~をする」、「思い切って~する」といった意味があるそうです。まさか自身がそういった環境に身を置くとは想像すらしていませんでしたが、大学時代に研究の楽しさを知り、製薬企業に進んで創薬基礎研究に没頭すると、次は本社で医薬品開発を推進する様々な部署を担当。その後は創薬ベンチャー投資にも携わり、遂には28年間勤務した製薬企業を思い切って早期退職して現在のベンチャーに移籍することになるのです。

くすりは製薬企業が創るものだと思われていますが、実は直近の臨床開発品の約8割はベンチャーが占めています。大企業とベンチャー、例えるならば、「巨大タンカー」と「小型ボート」。数千~数万人の船員と莫大な燃料を載せたタンカーは波にも強く安定していますが、出航までに相当の時間を要するばかりか、動きだしたら止まることも方向転換も難しいのです。一方の小型ボートは限られた船員と燃料で足早に出港して方向転換も自在にイノベーションの大海原を突き進むことが可能だということです。もちろん小さな波にも弱いという最大の欠点に加え、船員が限られるため一人で何役もこなす必要があります。ところが、薬学部出身者は他の学部では触れることのない薬や生命現象に関する幅広く深い知見を体系的に学び俯瞰的視野が鍛えられることから、医薬品開発のプロセスにも順応しやすく一人で何役もこなすことが可能となります。実際、九州大学薬学部の先生方や卒業生も数々のベンチャーを立ちあげて成功されている方もいます。(ベンチャー以外でも薬学部のキャリアを生かして、コンサルタント、ジャーナリスト、弁護士、弁理士等の幅広い職種に就いている方もいます。)

これから受験を迎える皆さんも、今後様々な局面で決断やチャレンジする時が訪れるでしょう。受験もその一つかもしれませんが、将来の職業に悩んでいる方にとっても、九州大学薬学部は、薬剤師や製薬企業に限らず将来の選択肢の幅を広げる素晴らしい機会を提供してくれます。皆さんには、是非友人と共に学び、そして遊ぶことで将来訪れるであろう大小の「思い切って~する」場面を乗り越えていただければと思います。

西野 いずみ

大正製薬株式会社
医薬開発本部
臨床開発部長

西野 いずみ

(1989年卒)

高校生の頃、数学や物理が大好きだった私がなぜか薬学部に進学し、暗記科目の多さに戸惑ったことを今でも覚えています。それにもかかわらずその後特に暗記が必要で追試まで受けた薬理学の研究室に入ることになったのは、教室の雰囲気や人々に魅了されたからでした。当時の薬理学教室には、個性豊かでパワフルな先生や先輩が多く、学びの中にも遊び心を持ち、楽しい学生生活を送ることができました。この時に得た先生方や先輩方との絆は、今でも私の宝物です。

大学卒業後は製薬会社に就職し、医療用医薬品事業の戦略スタッフとして配属されました。ここでの仕事を通じて、医薬品の研究、開発、導入、導出に広く関わることができました。20年ほど経験を積んだ後開発本部に異動し学生時代の研究領域とも馴染みのある精神神経領域の開発プロジェクトを任されることになりました。日米のプロジェクトを通じて多くの研究者や医療関係者と関わり教えを受けることで、知見を広めることができました。現在は国内治験の実施部署をマネジメントしています。一般には現場からスタッフへのキャリアパスが多いように思いますが、私のキャリアはその逆を進んできたように感じます。その後マネジメントを学ぶため一橋大学大学院で経営学修士を修めたりもしました。

大学に入学した時、入口に立ったばかりの私が描いていたビジョンはあまりにも狭く、その先にある世界を想像できてはいませんでした。社会人になった時もまた同じです。しかし、その先に広がる世界を知り経験を積むことが出来たのは、予期せぬ出会いのおかげです。社会人として経験を積んだ今でも、常に新たな入口に立ち続けたいと思っています。なぜなら、予期せぬ出会いにワクワクするからです。自分のビジョンを持つことは大切ですが、それに縛られ過ぎると予期せぬ出会いを逃してしまうかもしれません。VUCAの時代、世界は常に変化し、新たな入口に立つチャンスが巡ってきます。

九州大学薬学部は学びと出会いを与えてくれる大きな器のある場所です。勇気と遊び心をもって新たな入口に立ちましょう。皆さんの未来が素晴らしいものであることを心から願っています。

西村 友美子

浜の町病院 薬剤部
薬剤師

西村 友美子

(2007年学部卒、
2009年修士修了)

九州大学薬学部、大学院修士課程を卒業後、急性期病院である浜の町病院に就職し15年以上の月日が経ちました。そもそもは薬剤師になることも、こんなに長く病院で働くことも想定していませんでしたが、周りの方々とのさまざまな縁に恵まれ、現在も仕事に子育てに充実した毎日を過ごしています。

私は子どもの頃から特に夢もなく、母が九大薬学部出身でありなんとなく推されているのを感じたというなんともお手本にならない理由で進路を決めました。入学してからも相変わらずなんとなく過ごしていましたが、化学、生物学、遺伝子学、薬理学、疾病病態学など幅広い講義や実験などを経験していくうちに、患者さんの傍で薬の影響をみれる病院薬剤師になろうかなと思うようになりました。ただ遺伝子に関する研究をしてみたいという思いもあり、当時恐らく最先端であった時間薬理を研究されていた大戸茂弘先生の薬剤学教室に進むことにしました。先生方、友人、先輩後輩にも恵まれ大変楽しく充実した研究室生活でしたので、当初4年で卒業するつもりでしたが、そのまま大学院に進学し研究を続けました。修士課程2年を経て結局就職先には病院を選びましたが、遺伝子、細胞、動物を扱う実験スキルや、統計学、論文の読み方、英語での論文の書き方など、ここでしか学べなかったことが大変多く、本当に大学院に進んでよかったと思っています。

病院では内服注射調剤、抗がん剤調製、治験、病棟業務など多岐にわたる業務を経験しています。現在は主に病棟業務に当たっていますが、毎日新しい患者さんと出会い、患者さん背景・疾患の理解、持参薬や開始される薬剤の妥当性の評価、作用・副作用モニタリング、退院後の薬剤管理に関する評価・介入など、さまざまな視点から安心安全な薬物治療を提供すべく、日々励んでいます。最近は医師の働き方改革・タスクシフトなども相まって、薬剤師の業務範囲、他職種から求められるものもどんどん増えていっていると実感します。薬の専門家として他職種から信頼される戦力であれるよう、勉強の日々です。当院は当直もあり、ひとりで一晩中全入院患者さん、救急外来に来られる患者さんの薬を任されます。その責任の重さに、特に新人の頃はハラハラ・ドキドキしていましたが、そういった経験ひとつひとつが自信となり、やりがいとなり、今の自分につながってるように思います。

病院薬剤師は待遇面では他の薬学部卒の職種と比べて決して恵まれているとは言えませんが、さまざまな業務を経験でき、他職種と協力してチームの一員として医療に貢献できるとても魅力的で、そしてまだまだ進化の余地のある仕事だと思います。世の中的な薬剤師の役割の理解もまだまだであり、これからの課題のひとつです。

高校生のみなさん、九大薬学部で薬学人としての根っことなる多くの学びに触れ、その先にあるさまざまな選択肢、広い世界を見てみませんか。その中で新しい病院薬剤師像を一緒に作り上げようとこの道に進んでくれる方いたらとてもうれしく思います。

北島 直幸

第一三共株式会社
研究開発本部
薬事渉外部

北島 直幸

(2010年卒、
2012年修士修了、
2015年博士学位取得)

「くすりは先人の知恵の結晶」と言われることがあります。“技術”の結晶ではなく“知恵”の結晶です。九州大学薬学部に入学する前も、そして今でもこの言葉は正しいと思っています。

医薬品は新規化合物が選択されてから実際の医薬品として世に出て患者に届くまでには、非常に多くの過程を経ます。新規化合物の薬理作用・薬物動態・安全性などはもちろんのこと、その後の臨床試験を経て規制当局により承認された後に世に出ます。また、使用する医師・薬剤師の薬に対する理解、販売・流通方法の制度設計などの要素が正しく重なりあうことで、無事に医薬品が患者に届きます。一方で、医薬品が患者に届くまでには、研究開発期間と費用、医薬品の品質と製造コストなど、トレードオフとなる事象も発生します。たくさんの人の知恵の積み重ねにより医薬品が患者に届き、疾患から人類を救っているのです。

私は、薬学を学ぶことのアイデンティティは、複数の視点から科学的・論理的な知識や思考を学べることと考えています。薬学を学ぶことで多様な視点から医薬品を患者に届けるための知恵を出せる人材となります。知恵は、経験を通じて学習することで生まれます。学生時代を振り返ってみると、九州大学薬学部は意識的に学習する機会を与えてくれる環境だったと思います。一生の仲間を得た学部生時代、研究に没頭した修士・博士後期課程を過ごした九州大学薬学部での経験や学びは財産となっています。

私は創薬に興味があり九州大学薬制部創薬科学科に入学しました。博士後期課程終了後は、製薬企業で薬理研究者として働き、現在は、薬事渉外の仕事をしています。医薬品の承認のために規制当局との対応の最前で相談・提案をする仕事です。今でも、医薬品を患者に届ける一助になりたいという気持ちは大切にしています。

日本は医薬品を自前で研究・開発できる数少ない国のひとつです。九州大学薬学部は薬学を学ぶためにふさわしい環境です。薬学に魅力を感じて学びたいと思うなら、九州大学薬学部に入学し、薬で未来を切り拓いていただければと思います。

在校生からのメッセージ
内山 瑳和子

薬理学分野
博士2年

内山 瑳和子

高校生の私は、「研究者になりたい」という憧れはあったものの、具体的に何を研究したいのかはわかりませんでした。漠然と「研究成果が医療に貢献できたら嬉しい」と考え、創薬に関わる知識を幅広く学ぶことができる創薬科学科を志しました。

私は現在、学部・修士課程を経て、博士課程で薬理学を学んでいます。薬理学とは、疾患のメカニズムを解明し新たな創薬標的を発見する、薬学の基盤となる学問です。私が所属している津田研究室では、痛みやかゆみのメカニズムについて、神経細胞やその周りに存在するグリア細胞に着目した研究を行っています。熱心に指導してくださる先生方、真面目な話から他愛もない話までできる研究室の仲間、そして昼夜を問わず熱中できる研究に出会うことができ、高校生の私の選択は大正解だったなと実感しています。

九州大学薬学部の魅力は、研究力はもちろん、伊都や馬出キャンパスでの大学生活にあると思います。福岡は都会ながらも自然が多く過ごしやすいため、私のような県外からの進学者も含め、みんなもれなく福岡が大好きになります。

皆さんも、現段階では自分のやりたいことが定まっていないかもしれません。九州大学薬学部で学び、見つけてみませんか?

久原 彩花

分子生物薬学分野
修士2年

久原 彩花

薬学部には薬剤師免許を取れる臨床薬学科と研究者を育成する創薬科学科があります。私は昔から理系科目に興味があり、実際に手を動かして実験することが好きだったため研究を学ぶことが出来る創薬科学科に進学しました。薬学部ではまず授業で基本的な知識を身に付けた後にそれぞれ専門的な分野の研究室に配属されますが、授業や研究室で学べる分野は生物系や物理系、化学系と幅広く存在しています。高校の時に選択した分野とは違う分野の研究室への配属を希望する学生も珍しくなく、自分が何を学びたいのかじっくり考えることが出来ます。

私が九大薬学部での研究生活において最も有意義だと思える点は、ある課題について深くディスカッションし合える先生や先輩、同期が多くいることです。既存の知識を身に着けるような勉強は一人でも可能ですが、未だ解明されていない課題について考察するには自分一人では難しいと思います。基本的な実験の原理や手技についても初めは分からないことばかりですが、先生や先輩にサポートして頂きながら努力次第で成長できる環境が整っているため、とても有難い事だと日々感じながら研究に取り組んでいます。薬学に興味のある方、自分の手で研究をしてみたい方、これから自分の好きな分野を見つけたい方、ぜひ九大薬学部で一緒に学びましょう。お待ちしています。

北村 昌彦

環境調和創薬化学分野
臨床薬学科6年

北村 昌彦

私は薬剤師免許を取りたいと考えたので、臨床薬学科に進学しました。九州大学では3年時までに薬学の基礎事項を学びます。その後、研究室に配属されます。私は有機系の実験や機械学習に興味があったので環境調和創薬化学分野を選択しました。研究室では創薬科学科の学生と同じ環境で実験をするので良い刺激になります。また、他大学の先生とのやり取りや、勉強会、学会などを通して研究者として様々な経験をすることができます。

臨床薬学科は研究活動と薬剤師免許の取得を両立できることがメリットだと思います。このメリットを活かし、薬剤師としての知識を持った研究者として企業で活躍される方も多いです。逆に研究マインドを持った薬剤師として大学病院等で活躍される方もいます。

薬剤師が増え続けている状況で、研究マインドを持つことは自分を他の薬剤師と差別化するために大切になると思います。研究室の活動や薬剤師の実習などを通して研究マインドを持った薬剤師になることができる環境が九州大学薬学部にはあります。そのような薬剤師になりたい方はぜひ九州大学薬学部にお越しください。

丸田 侑宜

創薬ケミカルバイオロジー分野
臨床薬学科5年

丸田 侑宜

私は、将来薬剤師という立場で社会に貢献しようという思いから、臨床薬学科に進学しました。3年次の研究室選択では有機化学に興味を持ち、創薬ケミカルバイオロジー分野を選び、日々実験を行っています。

九州大学薬学部の強みは、薬学について幅広い知識が学べ、創薬科学科だけでなく薬剤師コースである臨床薬学科でも研究ができることにあると思います。今の世の中は、人生100年時代と言われており、将来どのようなスキルが役に立つか予測することはとても難しいです。薬剤師という職業においても、ただ薬剤師の資格をとって終わりではなく、様々なことを学び、研究して自分の可能性を広げることが重要であり、それが九州大学薬学部ならできると私は思います。

また、九州大学には主に九州各地から人が集まります。価値観の違ういろいろな人と触れ合い、つながりを持てる機会が九州大学には多くあります。面白い人も多く、楽しく飽きない大学生活が送れると思います。

AIの進歩に伴って、薬剤師の仕事も従来のものから、より多岐にわたる業務へ移り変わり始めています。このようにAIが活躍する時代が目の前に来ています。ぜひ九州大学にきてAIに埋もれない力をつけてください。

外野 来海

薬物動態学分野
臨床薬学科5年

外野 来海

これを読んでいる皆さんは薬学部に対してどのようなイメージを持っているでしょうか。
人によって想像することは様々かと思いますが、私がこれまでの薬学部での学生生活を通して本学の薬学部について考えたことを少しお話しようと思います。

本学薬学部の魅力は、本学が「研究のできる薬剤師」の育成に力を入れており、臨床薬学科の学生は薬剤師免許を取得するだけでなく、研究活動を通して「研究力」を身につけることができることだと思います。薬剤師が増加し続け、薬剤師の在り方が変わりつつあるこの時代において、「研究力」は非常に強い武器になると考えています。

一方で、試験勉強と研究活動を両立するのは正直簡単な事ではなく、それなりの覚悟が必要であるのも事実です。大変なことが多いので時には他の学部の学生を羨ましいと思ってしまうこともあるかもしれません。しかしながら、この学部は大変な分大いに成長でき、自分自身の可能性を広げることのできる学部であると私自身は感じているので、なんだかんだこの学部を選んでよかったと思っています。

薬剤師として今後を生き抜いていく力を身に付けたい方がいれば、九州大学薬学部でお待ちしています。