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研究成果

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研究成果 2013年

研究成果
心筋梗塞後の炎症応答を制御する新たなタンパク質を発見
薬効安全性学分野 PLoS ONE
2013.07.10

アクセス数:3121

心筋梗塞時に生じる炎症応答は、梗塞後の病態を左右することから、厳密に制御される必要があります。しかしながら、心筋梗塞時において炎症応答がどのような分子により調節されるかについては、未だ不明な点が多く残されていました。薬効安全性学分野の黒瀬等教授、仲矢道雄准教授、渡健治院生を中心とした研究グループは、β-アレスチン2というタンパク質が、心筋梗塞時に生じる炎症応答を抑制する重要な因子であることを初めて明らかにしました。本研究成果は、心筋梗塞時におけるβ-アレスチン2の機能を初めて明らかにしたものであり、β-アレスチン2が心筋梗塞治療に対する新たなターゲット分子になることが期待されます。

本研究成果は、平成2578日(月)(現地時間)に米オンライン科学誌 「PLOS ONE」に掲載されました。

論文
Kenji Watari*, Michio Nakaya*, Motohiro Nishida, Kyeong-Man Kim, Hitoshi Kurose
   (*these authors equally contribute to this work)

β-arrestin2 in infiltrated macrophages inhibits excessive inflammation after myocardial infarction

 
PLOS ONE
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0068351


薬効安全性学分野
http://chudoku.phar.kyushu-u.ac.jp/