研究成果 2014年
研究成果
協奏機能触媒による化学選択的触媒的反応を開発
環境調和創薬化学分野 Angew Chem Int Ed誌2014.01.23
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九州大学大学院薬学研究院環境調和創薬化学分野の大嶋教授らは、協奏機能触媒を用いることで、アミノ基存在下における水酸基選択的な共役付加反応の開発に成功しました。
今回大嶋教授らは、新たに協奏機能触媒による、「求電子剤」と「求核剤の水酸基」の双方の活性化を駆使することで、触媒制御によってアミノ基共存下においても水酸基選択的に共役付加反応が進行することを見出しました。本反応は、プロトン移動型の反応であり廃棄物を生じること無く進行します。また、これまでの触媒的化学選択的反応では適用が困難であったβ—アミノアルコールをはじめとした幅広い基質に対し適用可能であります。
この研究成果は,国際科学誌「Angew. Chem. Int. Ed.」に2014年1月23日付けオンライン版で発表されました。
論文名
Chemoselective Catalytic Conjugate Addition of Alcohols over Amines
Uesugi, Shuhei; Li, Zhao; Yazaki, Ryo; Ohshima, Takashi
Angew. Chem. Int. Ed. Accepted
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/anie.201309755/abstract
環境調和創薬化学分野
http://green.phar.kyushu-u.ac.jp/