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研究成果

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研究成果 2022年

研究成果
SARS-CoV-2 オミクロン BA.5 株および BA.2 系統株のウイルス学的性状の解明
システム創薬学分野 Cell
2022.10.03

アクセス数:794

SARS-CoV-2 オミクロン BA.5 株および BA.2 系統株のウイルス学的性状の解明


【概要】

2020年に世界中で感染拡大が始まった新型コロナウイルスは、増殖や感染を繰り返す中で徐々に変異を繰り返しており、これらの変異はウイルスの感染性やワクチンへの効果の面で影響を及ぼしています。現在、「懸念される変異株」に分類されているオミクロン株の特性を知ることは、感染対策やワクチン開発において非常に重要です。

東京大学医科学研究所 佐藤佳教授、北海道大学One Health リサーチセンター 松野啓太講師、北海道大学大学院医学研究院 田中伸哉教授、福原崇介教授、宮崎大学農学部 齊藤暁准教授、熊本大学ヒトレトロウイルス学共同研究センター 池田輝政准教授、京都大学医生物研究所 橋口隆生教授、九州大学大学院薬学研究院 田畑香織助教らの研究グループは、新型コロナウイルスオミクロンBA. 5株のウイルス学的特徴を明らかにしました。オミクロンBA. 5株はBA. 2株に比べ、実効再生産数が1.4倍高いことや、ハムスターを用いた感染実験ではオミクロンBA. 5株のスパイクタンパク質をもつウイルスはBA. 2株よりも高い病原性を示すことを解明しました。

本成果は、2022913日に米国科学誌「Cell」にオンライン掲載されました。

 

掲載誌:Cell

論文タイトル:Virological characteristics of the SARS-CoV-2 Omicron BA. 2 subvariants including BA. 4 and BA. 5 

著者名:Izumi Kimura, Daichi Yamasoba, Tomokazu Tamura, Naganori Nao, Tateki Suzuki, Yoshitaka Oda, Shuya Mitoma, Jumpei Ito, Hesham Nasser, Jiri Zahradnik, Keiya Uriu, Shigeru Fujita, Yusuke Kosugi, Lei Wang, Masumi Tsuda, Mai Kishimoto, Hayato Ito, Rigel Suzuki, Ryo Shimizu, M.S.T. Monira Begum, Kumiko Yoshimatsu, Kanako Terakado Kimura, Jiei Sasaki, Kaori Sasaki-Tabata, Yuki Yamamoto, Tetsuharu Nagamoto, Jun Kanamune, Kouji Kobiyama, Hiroyuki Asakura, Mami Nagashima, Kenji Sadamasu, Kazuhisa Yoshimura, Kotaro Shirakawa, Akifumi Takaori-Kondo, Jin Kuramochi, Gideon Schreiber, Ken J. Ishii, The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan) Consortium, Takao Hashiguchi, Terumasa Ikeda, Akatsuki Saito, Takasuke Fukuhara, Shinya Tanaka, Keita Matsuno, Kei Sato

リンク:DOIhttps://doi.org/10.1016/j.cell.2022.09.018