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環境化学物質による化学修飾を介した細胞内シグナル伝達変動とその制御系
講演者：熊谷嘉人 所属：筑波大学医学医療系 環境生物学分野開催日：2013-07-25 17:00
研究セミナーのご案内
下記の要領で第3回創薬育薬産学官連携セミナーを開催いたします。
ご興味のある皆様方のご来聴を心より歓迎申し上げます。
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日時：平成25年7月25日（木）17時00分～19時00分
場所：薬学部 第3講義室（中央棟3階）
演者：熊谷 嘉人先生（筑波大学 医学医療系環境生物学・教授）
演題：「環境化学物質による化学修飾を介した細胞内シグナル伝達変動とその制御系」
要旨：
化石燃料の燃焼で生じる芳香族炭化水素キノン体およびマグロ等に含まれているメチル水銀は、反応性システイン残基を有するセンサータンパク質に共有結合する環境中親電子リガンドである。本講義では、環境中親電子リガンドによるセンサータンパク質の化学修飾を起点とした、各種シグナル伝達の活性化と曝露量増加に起因する当該シグナルの破綻について解説する。併せて、生体内で産生される硫化水素（H2S/HS-）が、環境中親電子リガンドの不活性化とそれに伴う当該シグナル伝達および有害性の制御分子であることも紹介する。