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イベント・セミナー

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ミクログリアと脳病態 -新規治療薬創製に向けて-
講演者:高坂 新一 先生 所属:国立精神・神経医療研究センター

開催日:2010-10-07 10:57

終了日:2010-10-22 22:00

下記の要領でセミナーを行います。ご興味のある方はご参集下さい。

 

日時:平成221022日(金)17:0018:30

場所:薬学部第1講堂

 

講演者:国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 所長

       高坂 新一 先生

 

演題:「ミクログリアと脳病態ー新規治療薬創製に向けてー」

 

講演の概要:

「脳内免疫担当細胞としてミクログリアは機動的に触手を伸ばしたり縮めたりして脳内の状況をセンサーのように管理している。何らかの異変を察知した場合には、その場所へ触手を更に長く伸ばし長時間とどまると共に、場合によっては細胞体自ら移動し、様々な機能を発揮させて、状況に応じた反応を呈す。そして活性化ミクログリアとして形態も大きく変化させ、小さかった細胞体は大きく肥大化し、触手は短くなり、様々なサイトカインやケモカインを放出したり、断片化された細胞を貪食したりして、脳内に起こった病変に対応する。このようなミクログリアの機能は特に最近は病態との関係がよく研究され理解されるようになってきた。そして、ミクログリアは疾患を治癒させることも、更に悪化させることもできることが、最新の研究から明らかになってきた。より詳細な研究から、さまざまな脳の疾患に対する新しい治療薬を創出させることも可能である。」

 

尚、本セミナーは、財団法人日本薬剤師研修センターの認定対象集合研修会です。受講シールが必要な方には、当日会場にて配布致します。


世話人

井上 和秀

九州大学大学院・薬学研究院・研究院長

薬理学分野 教授(主幹教授)

812-8582 福岡市東区馬出3-1-1

九州大学コラボステーションII-410

TEL&FAX 092-642-4729