HOME > 研究成果 2015年 > 詳細ページ
研究成果 2015年 | 詳細ページ
 
 
 
タイトル 新たな構造を持つ微小管阻害性新規抗がん剤リード化合物を発見!
参照元 Biochimica et Biophysica Acta (BBA) - General Subjects誌
分野名 医薬細胞生化学分野/環境調和創薬化学分野

九州大学大学院薬学研究院医薬細胞生化学分野・藤田雅俊教授と同環境調和創薬化学分野・大嶋孝志教授の共同研究グループは、新たな構造を持つ微小管阻害性新規抗がん剤候補化合物を発見しました。

 

同研究グループでは、カルバゾール構造とベンゾヒドラジド構造をもつ一連の新規抗分裂期性抗がん剤リード化合物を多数同定し、これらをベースに新薬開発に向け共同研究を行っています。今回、そのような化合物の一つであるHND-007に関する成果が論文として発表されました。HND-007は細胞分裂に必須の構造である紡錘体微小管の形成を阻害し、がん細胞の増殖を分裂期で停止させ細胞死を誘導します。また、ヌードマウスに移植されたヒトがん細胞による腫瘍形成を有意に抑制します。同研究グループでは、HND-007より効果の高い化合物もすでに複数得ており、これらを用いて新規抗がん剤開発に向け研究を行っています。

 

この研究成果は、国際科学誌「Biochimica et Biophysica Acta (BBA) - General Subjects」に2015年5月7日付けでオンライン発表されました。

 

論文

Ohira, M., Iwasaki, Y., Tanaka, C.Kuroki, M., Mastsuo, N.Kitamura, T.Yukuhiro, M., Morimoto, H., Pang, N., Liu, B., Kiyono, T., Amemiya, M., Tanaka, K., Yoshida, K.Sugimoto, N., Ohshima, T. and Fujita, M.

A novel anti-microtuble agent with carbazole and benzohydrazide structures suppresses tumor cell growth in vivo.  Biochimica et Biophysica Acta, doi: 10.1016/j.bbagen.2015.04.013.

 

Biochimica et Biophysica Acta (BBA) - General Subjects

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S030441651500118X (論文)


医薬細胞生化学分野: http://tansaku.phar.kyushu-u.ac.jp/saito/top.html

環境調和創薬化学分野: http://green.phar.kyushu-u.ac.jp/


ファイル
発行年 2015
日付 2015-05-14 11:59