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タイトル がん細胞の薬剤感受性の概日リズム制御メカニズムを解明
~抗がん剤時間治療への期待~

古くから、がん細胞の抗がん剤に対する感受性には「時刻」の違いによる変動があることが知られていました。多くの場合、抗がん剤による細胞死はp53と呼ばれるタンパク質の蓄積によって引き起こされますが、九州大学大学院薬学研究院薬剤学分野の大戸茂弘教授らの研究グループは、がん細胞内おけるp53タンパク質の蓄積が概日リズムを示すことを見出し、このリズムが原因となって抗がん剤への感受性に時刻の違いによる変動が生じることを明らかにしました。この研究成果は、体内時計とがん細胞の薬剤感受性とを結びつける新しい知見であり、より効果的で安全性の高い抗がん剤治療に繋がることが期待されます。

この研究は、文部科学省・科学研究費補助金の支援のもとで行われました。

この研究成果は、国際科学誌「Cancer Research」に2013411日付けオンライン版で発表されました。

 

論文名:

Rhythmic Control of the ARF-MDM2 Pathway by ATF4 Underlies Circadian Accumulation of p53 in Malignant Cells

Horiguchi M, Koyanagi S, Hamdan AM, Kakimoto K, Matsunaga N, Yamashita C, Ohdo S

 

Cancer Research

http://cancerres.aacrjournals.org/content/early/2013/04/11/0008-5472.CAN-12-2492.abstract

 

薬剤学分野

http://yakuzai.phar.kyushu-u.ac.jp/

ファイル 成果報告版ver2_(ATF4_p53)_.pdf
日付 2013-04-15 11:42