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タイトル D-アミノ酸による運動記憶と学習の仕組みを解明~運動記憶の効率的獲得・リハビリテーション等への利用が期待~

九州大学大学院薬学研究院生体分析化学分野の浜瀬准教授らの研究グループは,慶應大学医学部の柚崎教授らの研究グループとの共同研究で,これまで機能が不明であった小脳のD-セリンが,運動記憶の獲得に関与することを世界で初めて突き止めました。スポーツや楽器演奏などの運動技能に関する記憶獲得能力は子供の頃に高く,年齢と共に低下していきます。今回、マウスを用いた実験で、幼少期の小脳に豊富に存在するD-セリンが運動記憶・学習を促進することが明らかになりました。この研究成果は幼少期における運動記憶獲得の理解に役立つほか,大人になってからの運動学習や,リハビリテーションの効率化に応用できると期待されます。

この研究成果は,英国科学雑誌「Nature Neuroscience」に201143日(英国時間)付けオンライン版で発表されました。

 

論文

Wataru Kakegawa, Yurika Miyoshi, Kenji Hamase, Shinji Matsuda, Keiko Matsuda, Kazuhisa Kohda, Kyoichi Emi, Junko Motohashi, Ryuichi Konno, Kiyoshi Zaitsu & Michisuke Yuzaki

D-Serine regulates cerebellar LTD and motor coordination through the d2 glutamate receptor

Nat Neurosci, in press (2011)

 

Nature Neuroscience

http://www.nature.com/neuro/journal/vaop/ncurrent/full/nn.2791.html

 

生体分析化学分野

http://bunseki.phar.kyushu-u.ac.jp/

ファイル Nat_Neurosci_HP報告.pdf
日付 2011-04-06 10:11