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タイトル 動脈閉塞症改善薬シロスタゾールの新たな標的分子を同定

九州大学大学院薬学研究院薬効安全性学分野の黒瀬等教授らの研究グループは,慢性動脈閉塞症の治療薬として用いられているシロスタゾール(商品名:プレタール)が,Transient Receptor Potential Canonical 6 (TRPC6)チャネルを抑制することで血管拡張作用を発揮することを初めて明らかにしました。この研究成果は,心血管病の原因物質であるアンジオテンシンIIの下流にTRPC6チャネルがあることを示す知見であり,末梢動脈閉塞症・狭心症・脳循環障害などの微小血管障害に有効な新しい薬の開発にも繋がる可能性が期待されます。

この研究は,文部科学省・科学研究費補助金ならびに内藤記念財団助成金・持田記念財団助成金の支援のもとで行われました。

この研究成果は,国際科学誌「Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology」に2011728日付けオンライン版で発表されました。

 

論文

Nishioka K, Nishida M, Ariyoshi M, Jian Z, Saiki S, Hirano M, Nakaya M, Sato Y, Kita S, Iwamoto T, Hirano K, Inoue R, Kurose H

Cilostazol suppresses angiotensin II-induced vasoconstriction via protein kinase A-mediated phosphorylation of the transient receptor potential canonical 6 channel.

Arterioscler Thromb Vasc Biol (in press)

 

PubMed

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21799177

 

Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology

http://atvb.ahajournals.org/content/early/2011/07/28/ATVBAHA.110.221010.long

 

薬効安全性学

http://chudoku.phar.kyushu-u.ac.jp/

 

ファイル 成果報告_ATVB2011.doc
日付 2011-08-01 12:56