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タイトル 激しい痛みが起こる仕組みを解明
~脳の免疫細胞「ミクログリア」の活性化スイッチを特定~

九州大学大学院薬学研究院薬理学分野の津田誠准教授,井上和秀教授を中心とする研究グループは,神経のダメージで発症する慢性的な激しい痛み(神経障害性疼痛)の原因タンパク質として「IRF8」を突き止めました。神経の損傷後,IRF8は脳・脊髄の免疫細胞と呼ばれる「ミクログリア」だけで劇的に増えており,同細胞の過度な活性化状態をつくりだして激しい痛みを引き起こすことを明らかにしました。この研究成果は,慢性疼痛メカニズムの解明へ向けた大きな前進となり,痛みを緩和する治療薬の開発に応用できることが期待されます。

この研究は,最先端・次世代研究開発支援プログラム(内閣府・(独)日本学術振興会)の支援のもとで行われました。

この研究成果は,米科学誌 『Cell Reports(セル・リポーツ)』 電子版に201245日付(東部標準時)で発表されます。


*本論文は,Cell Reports誌のBest of 2012』に選ばれました。

http://news.cell.com/cellreports/cell-reports/the-best-of-times

http://onlinedigeditions.com/publication/frame.php?i=138087&p=&pn=&ver=flex


論文名

Takahiro Masuda*, Makoto Tsuda*, Ryohei Yoshinaga, Hidetoshi Tozaki-Saitoh, Keiko Ozato, Tomohiko Tamura, Kazuhide Inoue   (*these authors equally contribute to this work)

IRF8 is a critical transcription factor for transforming microglia into a reactive phenotype

Cell Reports (in press)

http://www.cell.com/cell-reports/fulltext/S2211-1247%2812%2900071-X


Cell Reports

http://cellreports.cell.com/


九州大学プレスリリース

http://www.kyushu-u.ac.jp/pressrelease/2012/2012_04_03.pdf


薬理学分野

http://yakkou.phar.kyushu-u.ac.jp/

ファイル 成果報告.pdf
日付 2012-04-06 14:38